学生の与信に奨学金の借入は関わってくるのか?

進学に当たって学費の不安がある場合、奨学金を受けることを検討するのが普通です。奨学金は借りるときのことに目がいきがちですが、その後の先の長い返済のことも考えておくのが大切です。クレジットカードを作ろうとしている学生の方の中にも

  • 奨学金を借りているけどクレジットカードは作れるの?
  • 与信に関わってくるんじゃないの?

と心配になる方も多いでしょう。

 

 

結論から言うと奨学金は与信に関わる借入には入りませんので心配する必要はありません。


奨学金の殆どは貸金業法で規制される業者の商品ではありませんので法律的にも何も問題はありません。ただし、学費という名目で消費者金融信販会社から借りているものは与信や総量規制に関わる借入ですので注意が必要です。

 

こういった奨学金には、給付型と貸与型がありますのでそれぞれ詳細を見ておきましょう。

給付型の奨学金

給付型は返済義務のない奨学金です。通学する大学などが支給するもの、県や市などの地方公共段が支給するもの、企業や個人などが設立した財団によるものがあります。

 

給付の金額や応募条件もさまざまで、応募者の学問分野や、大学、課程などにいろいろ制限を設けている場合があり、現在では給付型で奨学金を受けるのは至難の業となっております。

 

給付型はもちろん借入ではありませんので、学生のクレジットカードを作るのになんら影響はありません

貸与型の奨学金

貸与型は日本学生支援機構(JASSO)の奨学金が代表的なもので、国の教育事業として実施されているものです。無利息の第1種奨学金利息付きの第2種奨学金があります。

 

申込は学校を通して行い、申込者は本人で奨学金は本人に支給され、返済義務も本人が負うことになります。いわゆる奨学金以外の学費ローンなどとは異なる部分です。

 

申込時には、個人信用情報機関の利用・登録について同意を求められます。これは返済に一定期間滞った場合に、いわゆる業界のブラックリストに載る(信用情報機関に事故情報を登録される)ことを意味しています。

 

将来クレジットカードの利用や別のローンが組めなくなる場合があるということです。金利は上限が3%と決まっていて、固定方式と見直し方式を選択できます。

 

固定方式の方が金利がやや高くなりますが、将来の市場変動の影響を受けないのでリスクは小さくなります。いずれにしても3%上限の枠があり、設定される利率も市場の貸付金利とは比べ物にならない低利であることは間違いありません。

 

 

もちろん日本学生支援機構(JASSO)の奨学金も学生のクレジットカードを作るのになんら問題はありません。


この日本学生支援機構の奨学金の申込時には、具体的に学費が足りないことの理由をあげるのがいいでしょう。返済方法は月賦による方法と、月賦と半年賦を2分して変換する方法があり、繰上返済も可能です。

 

利率が低いので、必ずしも早期に完済するのが本人にとって大きなメリットはないかも知れませんが、返済金は次の奨学生の資金となっていくものですから、余裕があれば繰上返済をしておくのがいいでしょう。

 

スカラネット・パーソナルというシステムで、自分の情報を閲覧したり、届け出を出したりすることができ、繰り上げ返済もこのシステムから申し込むことができます。何れにしても奨学金を受ける時には、将来に渡る返済義務のことも頭に入れておきましょう。